カテゴリ:沢登り( 1 )

2012年9月21日 檜洞遡行 沢登り 2名

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鷹ノ巣山の記事と前後してしまいましたが、今月21日に省さんと再び丹沢の沢を遡行してきました。





二回目の沢登りという事で今回はコースタイム10時間のロングルートに挑戦。檜洞を遡行し、檜洞丸と臼ヶ岳間の鞍部、金山谷乗越を目指しました。



ユーシンロッジから先は地形図片手にルートファインディングの必要があり、【もしも】の時の事が頭の隅にあって期待と不安が入り混じった朝だった。

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玄倉林道のゲート前で省さんと待ち合わせ、まだ辺りが薄暗い中をユーシンロッジへ向かい歩き出す。眼下に流れる玄倉川は前回より幾分水量も多い。



山の話、日々の事・・・そしてボッチ会開催企画(・・・空想ね(笑))など話題は尽きず、あっという間にユーシンロッジに到着です。





夏が終わり、にぎやかな蝉の鳴き声の止んだ静寂の森に佇むロッジ。相変わらず定期的に管理されている様子でトイレには綺麗なトイレットペーパーが用意されていました。



・・・営業再開の日は来るのかな?

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明治薬価大学の山小屋裏手に続く踏み後を追って入渓ポイントへ。



しばらく荒れた道を進むと金山谷乗越を指す古い道標があり、以前は登山道の一つとして多くの人に利用されていた面影があったけど、今この道を歩く人は一握りだろうな。





沢支度を済ませ、水に磨かれた白い巨岩が積み重なる沢を登っていく。丹沢の沢は見慣れてるけど、その蒼さにはいつも感動してしまう。

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沢の道選びは自由だ。全体を見渡し、足の置き場を一つ一つ選びながら道を繋いでいく。



何処を歩いたっていいのに、いつものクセで靴を濡らさないように歩く姿を省さんに笑われた(苦笑)





ユーシン沢との分岐から先へ進むとさらに釜は蒼さを増し、滝や綺麗なナメが続いた。特に上流の魚止めの五段滝は迫力もあり、素晴らしいものだった。

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柵の外から見る観光地の滝とは違って野趣溢れる感じに気持ちも高揚する。ましてや靴を濡らしながらその滝を登って行くなんて沢登りは冒険だよね。



途中、重装備の先行者がチラッと見えたが、パラパラと雨が降り出したので僕らは木陰でしばらく雨宿りする事にした。





雨の匂いが辺りを包んだ。





奥多摩の百尋ノ滝、八ヶ岳の行者小屋、涸沢ヒュッテ、不思議と山の雨宿りの記憶はどれも嫌な思い出じゃないんだよね。小雨の山って結構好きだな。

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岩場には繊細な薄紫色のイワシャジンとシラヒゲソウがたくさん咲いていて可愛かったな。



そろそろ花の季節もおしまい、次は紅葉だね。

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上流に向かうにつれ、段々と細く枝分かれしていく沢。地形図とコンパスで【正解】を探していく。

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「本当にこの沢で合ってるんだろか・・・。」





ちょっぴり不安を抱えながら激しい崩落跡と倒木の間を潜り抜けると、目の前に谷間一面を埋め尽くすようなシロヨメナの群生が広がった。



感動して二人で写真を撮りながら進むと白い花畑の向こうの稜線に木道が見えた。

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入渓してから約4時間、最後はシロヨメナの花畑の間を詰め上げて無事に金山谷乗越に到着!





金山谷乗越は二年前の丹沢主稜縦走した時に通った場所・・・まさか自分がこんな場所から登ってくるなんてその時は想像もしなかったな(笑)



ひと息ついたら、隣の沢へ下降開始。

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気付けば雨を降らした黒い雲は流され、青空が覗き始めた。太陽の光を浴びて輝く沢、僕の存在に気付いて慌てて岩の下に隠れた魚影はイワナかな。



朝日向尾根に上がるポイントを見つけてホッとひと息、広い河原で遅めの昼ご飯にした。





岩を背にして座り込み、省さんお手製のオニギリを頂いた。父親より年上の省さんに「タッちゃん」なんて呼ばれ、こんな山奥で二人でオニギリを頬張ってるのがなんだか変な感じだ(笑)

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ここにも小さな秋。

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コイタドリノ頭手前には青々とした下草に覆われた美しいブナ林が広がり、思わず感嘆の声をあげてしまいました。





「日が暮れちゃうぞ~。」





省さんの声が耳に入ってくるまで夢中でシャッター押してた。木漏れ日で下草が輝いて本当に素晴らしい光景だったよ、いつかここに昼寝をしに来たいな。



旅は終盤、コイタドリノ頭から同角山陵を横目に見ながらユーシンロッジへと続く尾根を下っていく。

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最後の緊張ポイントだった標高900m地点の南東へ枝分かれする尾根への分岐も見逃さずに無事にユーシンロッジまで降りてくる事が出来た。





徐々に暮れ行く空、玄倉のゲートまでの長い帰り道は二人とも疲れでフラフラ・・・日帰りでこんなに歩いたのは久しぶりだったけど充実感が半端じゃ無かった(笑)





地形図と睨めっこしながら道を探して歩く感覚、パズルのピースが合った時のような喜び。こういう山歩きをしているとピークの喜びって山の楽しさのホンの一部だなって実感します。



次はのんびりコース、秋色に染まる渓谷で焚き火で芋を焼きながら一杯・・・なんて計画です(笑)





省さん、次回もヨロシクお願いします!







【本日のコース】

玄倉ゲート-ユーシンロッジ-檜洞-金山谷乗越-ユーシン沢-コイタドリノ頭-ユーシンロッジ-玄倉ゲート
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by tatsu_m1113 | 2012-10-01 00:04 | 沢登り


山歩きのち街歩き、ときどき写真・・・たま~に電車旅。そんな日々を綴っていこうと思います。


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