2012年7月30日~8月2日 新穂高温泉~槍ヶ岳~上高地 一日目
寝ぼけ眼でカーテンを開けると、そこはすっかり山の中。
短い夏休みの始まりだ。
竹橋発の夜行バスに揺られ、登山口の新穂高温泉に到着したのは朝6時。寝れるか不安だったけど、それなりに寝れたのでひとまず安心。
バスから降り、山の空気を思いきり吸い込んでこれから目指す稜線を見上げた。
今回は小池新道、西鎌尾根経由で槍ヶ岳へ縦走。その後、上高地方面へ下山する計画です。
のんびり身支度を済ませ、バスの同乗者の方々より一足遅れて歩き出す。目指すは今日の幕営地、標高2550mの双六小屋。
湧きたつ雲に早くも稜線は飲み込まれてしまいそうだ・・・まぁ、それでも久しぶりの北アルプスの姿に心は躍りっぱなしだけどね。
下山してくる学生パーティの明るい「コンニチワ」と眩しい笑顔に元気をもらいつつ、しばらくはダラダラとした登りの林道歩きです。
笠ヶ岳へと向かう笠新道と道を分け、出発してから一時間程でわさび平小屋に到着。この辺りはブナの森が綺麗だな。
既に何組かの登山者が休憩中だったので、僕もザックを下ろしてちょっとだけ休憩・・・のつもりが【そうめん】の看板に惹かれ、朝ご飯替わりに注文してしまった・・・ここの名物なんだってさ。
お腹が満たされた後は再び林道歩き。
雲の合間から射し込む柔らかな光を浴びて輝く森が素晴らしいね。
さて、いよいよ林道を離れて小池新道へ。
・・・ふぅ、登る前から心が折れそうだぜぃ(笑)
途中の秩父沢は豊富な雪解け水が流れ、休憩にピッタリの場所。大勢の登山者が沢音で涼をとっていました。
そうそう!最近、山にカルピスの原液を持ってくるのがマイブーム。冷たくて美味しい山の水で割るカルピスは
最高の癒しです。
さてと・・・まだまだ先は長いな、既に結構ヘバってますけど・・・。
イタドリが原、シシウドが原・・・ゴロゴロ石の登りがひたすら続いてウンザリ。シャッターを押す数もどんどん減ってきた。
吹き出す汗、相変わらず雲の多い空・・・こうなると既に頭の中はヤマよりナマなのだ(笑)
熊の踊り場付近の岩にペイントされた【鏡平まで5分】の文字に急かされるように石段を登り切れば、もう鏡平はすぐそこ!
水面に映る【逆さ槍】で知られる鏡池は残念ながらこの日は×・・・なのでとりあえずは・・・
ナマ~!!
・・・乾いた喉に染みわたるね、こりゃ・・・もう今日はここまででいいかな~なんて。
小屋前は多くの登山者でにぎやかだけど。笑顔の人と今にも倒れそうな人が半々くらいかな?(笑)
弓折乗越までの登りの中盤には谷底から立ち上ってきたガスで辺りは真っ白に・・・。
先行していた赤ザックと青ザックの2人組をよしころん夫妻だと思い早足で追ったけど、息を切らして辿り着いた峠で待っていたのは見知らぬオジサマ2人組だった(泣)
(※近々、新穂高~双六岳に行くと聞いていたので・・・。)
さて、今日の登りはここでほとんど終わり!ここからはお花畑広がる稜線を歩いて双六小屋へ向かいます。
雪田の傍にはハクサンイチゲ、シナノキンバイ、小さなコイワカガミが咲き乱れるお花畑。
ガスの切れ間から見え隠れする山々に時々足を止めながら、ハイマツ帯のアップダウンの道を行く。
やっぱり縦走が一番楽しいや。
小さなピークを幾つか越えると鷲羽岳をバックに佇む双六小屋が見えてきた。何時の間にかガスも風に流されて青空が広がってる。
スタートから約8時間、無事に双六小屋に到着です・・・休憩しまくりでかなり時間がかかっちゃったけどね。
テントを張ったら双六小屋で本日2杯目の生ビールを注文。標高2500mで飲むビールを味わいながら目の前に聳え立つ大きな鷲羽岳にしばらく見惚れていると、小屋周辺は再び白いガスに覆われてしまった。
睡眠不足と疲れもあり、軽くひと眠りしようとシュラフにくるまったがその後の記憶が無い・・・まぁ、いつもの事だけど(苦笑)
二日目に続く。
【本日のコースタイム】
6:30新穂高温泉‐7:45わさび平小屋8:10‐9:30秩父沢9:45‐11:50鏡平13:00‐14:10弓折乗越‐15:20双六小屋(テント泊)
短い夏休みの始まりだ。
竹橋発の夜行バスに揺られ、登山口の新穂高温泉に到着したのは朝6時。寝れるか不安だったけど、それなりに寝れたのでひとまず安心。
バスから降り、山の空気を思いきり吸い込んでこれから目指す稜線を見上げた。
今回は小池新道、西鎌尾根経由で槍ヶ岳へ縦走。その後、上高地方面へ下山する計画です。
のんびり身支度を済ませ、バスの同乗者の方々より一足遅れて歩き出す。目指すは今日の幕営地、標高2550mの双六小屋。
湧きたつ雲に早くも稜線は飲み込まれてしまいそうだ・・・まぁ、それでも久しぶりの北アルプスの姿に心は躍りっぱなしだけどね。
下山してくる学生パーティの明るい「コンニチワ」と眩しい笑顔に元気をもらいつつ、しばらくはダラダラとした登りの林道歩きです。
笠ヶ岳へと向かう笠新道と道を分け、出発してから一時間程でわさび平小屋に到着。この辺りはブナの森が綺麗だな。
既に何組かの登山者が休憩中だったので、僕もザックを下ろしてちょっとだけ休憩・・・のつもりが【そうめん】の看板に惹かれ、朝ご飯替わりに注文してしまった・・・ここの名物なんだってさ。
お腹が満たされた後は再び林道歩き。
雲の合間から射し込む柔らかな光を浴びて輝く森が素晴らしいね。
さて、いよいよ林道を離れて小池新道へ。
・・・ふぅ、登る前から心が折れそうだぜぃ(笑)
途中の秩父沢は豊富な雪解け水が流れ、休憩にピッタリの場所。大勢の登山者が沢音で涼をとっていました。
そうそう!最近、山にカルピスの原液を持ってくるのがマイブーム。冷たくて美味しい山の水で割るカルピスは
最高の癒しです。
さてと・・・まだまだ先は長いな、既に結構ヘバってますけど・・・。
イタドリが原、シシウドが原・・・ゴロゴロ石の登りがひたすら続いてウンザリ。シャッターを押す数もどんどん減ってきた。
吹き出す汗、相変わらず雲の多い空・・・こうなると既に頭の中はヤマよりナマなのだ(笑)
熊の踊り場付近の岩にペイントされた【鏡平まで5分】の文字に急かされるように石段を登り切れば、もう鏡平はすぐそこ!
水面に映る【逆さ槍】で知られる鏡池は残念ながらこの日は×・・・なのでとりあえずは・・・
ナマ~!!
・・・乾いた喉に染みわたるね、こりゃ・・・もう今日はここまででいいかな~なんて。
小屋前は多くの登山者でにぎやかだけど。笑顔の人と今にも倒れそうな人が半々くらいかな?(笑)
弓折乗越までの登りの中盤には谷底から立ち上ってきたガスで辺りは真っ白に・・・。
先行していた赤ザックと青ザックの2人組をよしころん夫妻だと思い早足で追ったけど、息を切らして辿り着いた峠で待っていたのは見知らぬオジサマ2人組だった(泣)
(※近々、新穂高~双六岳に行くと聞いていたので・・・。)
さて、今日の登りはここでほとんど終わり!ここからはお花畑広がる稜線を歩いて双六小屋へ向かいます。
雪田の傍にはハクサンイチゲ、シナノキンバイ、小さなコイワカガミが咲き乱れるお花畑。
ガスの切れ間から見え隠れする山々に時々足を止めながら、ハイマツ帯のアップダウンの道を行く。
やっぱり縦走が一番楽しいや。
小さなピークを幾つか越えると鷲羽岳をバックに佇む双六小屋が見えてきた。何時の間にかガスも風に流されて青空が広がってる。
スタートから約8時間、無事に双六小屋に到着です・・・休憩しまくりでかなり時間がかかっちゃったけどね。
テントを張ったら双六小屋で本日2杯目の生ビールを注文。標高2500mで飲むビールを味わいながら目の前に聳え立つ大きな鷲羽岳にしばらく見惚れていると、小屋周辺は再び白いガスに覆われてしまった。
睡眠不足と疲れもあり、軽くひと眠りしようとシュラフにくるまったがその後の記憶が無い・・・まぁ、いつもの事だけど(苦笑)
二日目に続く。
【本日のコースタイム】
6:30新穂高温泉‐7:45わさび平小屋8:10‐9:30秩父沢9:45‐11:50鏡平13:00‐14:10弓折乗越‐15:20双六小屋(テント泊)
by tatsu_m1113
| 2012-08-15 01:26
| 山歩 【北アルプス】
山歩きのち街歩き、ときどき写真・・・たま~に電車旅。そんな日々を綴っていこうと思います。
by tatsu_m1113
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